フルフィルメント瞑想体験談 S.Hさん(30代・女性 歌手)
「自分は一体何なのか」という答えを知りたくて、いろいろな本を読んでいた頃、フルフィルメント瞑想を知りました。
当時の私にとって、伝授を受けることはとても敷居が高く、さまざまな疑いを持っていたにも関わらず、「知らないことは否定することすらできないだろう」と思い立ち、伝授を受けるに至りました。
私は現在、歌を歌う仕事をしていて、過去に、成果をだそうとがむしゃらに頑張っていた頃があります。
瞑想を始めたのは、そんな自分のあり方に少し疲れていた時でもありました。
とは言え、瞑想を始めた当初は歌の活動と、自己探求への興味とは完全に切り離して考えており、それぞれは、自分の中の別の側面であると捉えていました。
瞑想を始めて、お教室に通う中で、私が今実感しているのは、「自分より大きな何か」の力です。
最初のころは瞑想が本当に効果があるのかなんて、全くわかっていなかったけれども、何か大きな気づきが訪れるときは、
必要な出来事が自分の力を超えた所から、必ず「起こってくる」のでした。
もしも瞑想をしていなかったら、それらの出来事は単なる偶然と捉えたかもしれません。
その偶然に翻弄されながら、向き合うことをせず都合よく逃げ出して、同じことを繰り返したのかもしれません。
瞑想をして「空」に委ねるという実習をしながら、自分の内側に浮かんできた問題に向き合う、その問題をお教室でシェアすることで、先生にアドバイスをいただく。
そしてまた、深く感じてみる。
そんなことを繰り返しているうちに、自分を超えた力がいつも、私を導いてくれること、いつも共にあってくれることに気がつきはじめました。そして、本当に内側が外側とよく結びついていることも、実体験として感じるようになりました。
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先日、大きなホールで歌うというチャンスに恵まれ、5000人のお客様の前でライブをしてきました。
しかも、全国の映画館や海外でも生中継するとのことで、もともと、自意識が強かった私は、以前ならきっと具合が悪くなるくらいに緊張したと思います。
ところが、本番はほとんど緊張することもなく、その場に集うすべての人の楽しみに貢献するべく私の全てを尽くすことができました。会場は、なんともいえない暖かくて、繊細な喜びのエネルギーに包まれ、その大きな一つのエネルギーを全員で支えているような不思議な体験をしました。
そこに誰一人として特別な人はおらず、ただただ喜びだけがあるという一体感を味わえたのは本当に大きな気づきと感動でした。
自分を感じずに、目の前のことに全てを尽くすことの喜びは、生まれて初めての体験でした。
瞑想は、静かでとらえどころがないという、最初に持っていたイメージは、今では完全に崩れました。
自分が意識できる部分だけでなく、無意識の領域、出来事にまで、その影響は本当にパワフルであると感じています。
始めた頃と今とでは、私自身のあり方が全く変わっていることに気づかされ、これを書いている今、自分でも、とてもびっくりしています。
そして、深い愛の場所から、時にやさしく時に厳しく、真剣にアドバイスをくださる先生方に、本当に心から感謝しています。お教室がなかったら、こんな風に感じられる日は来なかったと思います。
本当にいつも、ありがとうございます☆☆☆