今月は、セン/ナディについての解説です。
センは、魂の身体の中にある霊的神経系統の名前です。タイの伝統ではセン、インドの伝統ではナディと呼ばれています。
プラーナとシャクティは、センを通って断続的に動きます。センが無ければ、シャクティーは特定の結果をもたらさずに全ての方向にただ広がります。経路がなければ、エネルギーはただ拡散してしまい、役に立ちません。
センには、背骨を上昇下降する3つの主要な経路があります。下降する陰のライン「イダ」上昇する陽のライン「ピンガラ」上昇する中庸のライン「スシュムナ」です。これらの3つの経路には、外に向かって全ての方向に広がる枝があります。その枝は14万4千本あります。
「空」が最初に動く時、純粋なエネルギーとして動き、「空」を風船の様に全ての方向に同時に広げます。この純粋なエネルギーは、知性を獲得するのに従って、14万4千の特定の方向を取ります。そのそれぞれのセンは、私たちがしばしば神やデヴァ(精霊)の活動と呼ぶ、それぞれの特色を持った異なる知性と能力を表します。
背骨にある3つの主要な経路は、ブラマ(創造)ビシュヌ(維持)シヴァ(破壊)を現します。イダ=白、ピンガラ=赤、スシュムナ=透明な光です。
14万4千のそれぞれの経路が開くのに従って、新しい知性/認識が、それが保持する知識とギフトの全てと共に明らかにされます。
全てのカルマの種は、センを通して絶えずさまよいます。カルマで妨げられている場所では、センが機能できません。センが機能できないとき、私たちの生命エネルギーは、肉体のその場所に達することができません。これは、その場所の器官の病気や不調をもたらします。
それぞれのセンからカルマの堆積物を浄化することは、人生の質を向上させ、より良い健康と、より大きな能力をもたらします。
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