私たちの中には、癒されていない子供の「私」がいます。誰でも子供の時には純粋無垢です。愛に満たされて育つと、天真爛漫に本来の自分自身を楽に生きる事ができます。逆に、愛に満たされていない感覚を強くもって育つと、本来の自分自身を生きるのが難しくなります。
もちろん、どの霊(魂+心)にもカルマはありますので、どの人もカルマに従って生まれる環境や性質、人生の経験はある程度決められています。しかし、たとえどんなカルマがあったとしても、自分自身を愛することができて愛に満たされていれば、カルマから自由な生き方を自由に選択して、それぞれの魂の本質的な力を十分に発揮して生きることができます。
でも、悲しい事に私たちの多くは、自分自身を真に愛することができていません。心の中に傷ついた子供や、見ない様にされていた闇が潜んでいるケースが数多く見られます。
それは、多くの人が、教育や固定観念や社会のルールなどによって、本来の自己の本質を見失い、たくさん傷ついた経験をして自己否定を重ねてきたからです。また、数多くの欲望に執着してしまう生き方を重ねてきたからです。
私の中の子供(インナーチャイルド)は、自らを抑圧して「いい子」に育っていました。その反動で、私の「心」は時々暴れだして感情的になったり、欲望がむき出しのままになっていたり、欲望を抑圧しすぎて真逆の言動を行ったりしていました。それは、私が私自身に気づいてあげていなかったから、両親や社会の影響から自ら作り上げてしまった「人格」を自分自身だと思い込んでいたからだと、今では気づく事ができています。
どんな両親の元に生まれても、どんな環境に育っても、私たちは自分自身を育み直して、愛に満たされる事が可能です。
どうやって自分自身を愛してよいかわからない人は、わからない自分をそのまま愛してください。どんな自分でもとにかく愛してください。
自分自身のすべての部分、癒されていない子供の部分も、たとえ認めたくない様なとても嫌な部分でも、隠れた心の欲求でも、自己正当化することなく、批評することなく、卑下したり、皮肉ったりすることなく、ただありのまま受け入れてください。
受け入れた時点で、自分の中に確かな変容が起こります。それは受け入れてみないとわからないこと・・!
そして、勇気をもって本来の自分自身を生きてください。
自分を受け入れて愛することは、悟り・覚醒への近道だと思います。そして瞑想は、そのことを大きく助けてくれますが、それはありのままの自分を見させられるという、少し痛い経験になることもあります。
自分をありのままに見るのが苦手な方は、瞑想会や個人セッション等を是非上手に活用してください。
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